内藤陽介先生がNHK第一にレギュラー出演決定! 4/13放送より #チャンネルくらら #郵便学
【3月30日配信】楽しく学ぼう!シリア現代史 第5回「フランス・シリア条約1936年」かしわもち 内藤陽介【チャンネルくらら】
【朗報!】
チャンネルくららでおなじみ、郵便学者の内藤陽介先生がラジオNHK第一で4/13から隔週で15分間のコラムを持つことになったそうです。
コラムのコンセプトは「切手でみる世界史」なのだそう。
内藤先生の守備範囲は恐ろしく広いので、その時々の話題の時事ネタなどを絡めたコラムとなるのでしょうか。
何といっても、内藤先生の強みは、その豊富な知識量に加えて「切手紀行」という形で実際に世界各国を旅して現地を見ているということ。
切手と現地の風景なども織り交ぜた。面白楽しく、かつためになるコラムが期待できると言えます。
乞うご期待!!
■お薦め本
『反米の世界史』感想
切手は”小さな外交官”! ”反米”を語ればアメリカがわかる! 「味方を敵にする名人」であり、「国益に適わなければ同盟すら見捨てる」のはアメリカの常識
書評『ハバロフスク』
集めるだけが切手じゃない!切手紀行という楽しみ方~ロシア・ハバロフスク編
■郵趣の総合スタイル「切手紀行」
■神に祈ったスターリン
『アウシュヴィッツの手紙』感想
郵便が語るアウシュヴィッツ
■郵便学、フィラテリーとは
■陰惨でないからこそ直視できる
■終戦間際になって全世界に知れ渡ったユダヤ人虐殺の実態
PS:
本編の放送の内容でいけば、個人的に興味を引いたのはフランス・シリア条約成立に際して1936年に起きた2つの出来事、すなわちドイツによるラインラント進駐とスペイン内乱が大きく影響しているということ。
特にスペイン内乱は、革命勢力・進歩的勢力・反ファシズム運動を支援する立場からソ連・コミンテルンが国際旅団という形で強力に支援していたことを『アメリカ共産党とコミンテルン』で知りました。
そして、国際旅団として内乱に参加した多くのアメリカ共産党員が後に第二次世界大戦中の米国の秘密活動の中枢部門「戦略事務局OSS」に徴募され、対日工作に関わっていきます。
さらに、この共産主義者が集められた戦略事務局OSSは第二次世界大戦後においてはソ連・コミンテルンによる大規模な組織的諜報活動の主要ルートの一つを形成するに至っていたということが『ヴェノナ』によって暴かれています。
未読ではありますが、スペイン内乱のおけるソ連・コミンテルンの活動実態を詳細に記したものとしては、島田顕著『ソ連・コミンテルンとスペイン内戦』があるようです。
いずれ読んでみたいです。
VENONA:the Origin ヴェノナが暴いた通信記録
ソ連・コミンテルンとスペイン内戦―モスクワを中心にしたソ連とコミンテルンのスペイン内戦介入政策の全体像 島田 顕