鮮やかすぎる、財務省の「負けたフリ」人事 ビール腹と茶坊主とエージェント

鮮やかすぎる、財務省の「負けたフリ」人事 ビール腹と茶坊主とエージェント

 

現代ビジネスの記事より

霞が関「7月人事」に異変!出世するのは安倍・菅両氏のお友達ばかりhttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/52114

 

財務省の負けたフリ人事がよく分かる素晴らしい記事です。(皮肉)

官邸の顔色を窺う。それは大蔵省時代に「最強の官庁」と呼ばれた財務省も同じ。幹部人事ではやはり「お友達」が優遇されそうだ。

と、さも官邸の意向が人事に反映されているかのような出だしながら、

佐藤慎一次官('80年、旧大蔵省)が勇退し、後任に福田淳一主計局長('82年同)が昇格。主計局長には岡本薫明官房長('83年同)が就き、『次の次』の次官になることが確実視されています。

  

注目は太田充総括審議官('83年同)です。同期入省の岡本官房長の後釜に収まりそうですが、これは官邸に足繁く通っていることが評価されているから。

省内では『茶坊主』とまで揶揄されている。岡本氏の次の次官になる可能性も取り沙汰されています」

  

という内容。

この人事、官邸の意向どころか、どれも財務省の既定路線人事であることは、チャンネルくららの財務省ダービーを毎年楽しみにしている、財務省ウォッチャーから見れば、火を見るよりも明らか。

 

むしろ官邸が一ミリも人事介入できていないことの証左と言えます。 

 

太田統括審議官の渾名は『茶坊主』だそうですが、福田次期事務次官には『ビール腹』、岡本官房長には『エージェント(オブ・ インフルエンス)』の渾名を捧げたいと思います。