財務省人事への所感 増税こそ我が使命 人事慣例すら上回る岡本薫明官房長の執念 #くたばれ財務省

財務省人事への所感 増税こそ我が使命 人事慣例すら上回る岡本薫明官房長の執念

 

 

ここ2、3日体調を崩しており、遅ればせながらの記事となりますが、このたび発令された財務省幹部人事について所感を述べたいと思います。

※あくまでも想像による推論であり、事実と異なることはお許し下さい。

 

財務省人事

http://bit.ly/2tM5zZp

 

今回の財務省人事から感じ取れるのは岡本薫明官房長(今人事で主計局長へ)の消費増税にかける執念でしょう。

 

通常、「増税は出世の道具」ともいうべき位置づけであり、財務省が何よりも守らなければならないのは”人事慣例”であるはず。

 

にも拘わらず、

1.佐川理財局長の国税庁長官就任

 →野党への攻撃材料の提供?

2.59年組のパージ

 →岡本事務次官2年も想定?

3.可部主計局次長の統括審議官登用

 →岸田外相の義弟。岸田派支持のメッセージか?(申し合わせたかのように、ここ最近、岸田派が増長)

4.矢野主税局審議官の官房長登用

 →事前予想では一橋大初の財務官就任が噂されるも浅川氏留任のため、官房長に?

 

等々、その人事慣例すら、かなぐり捨てて”消費税10%”へ向けて、財務省総がかりで取り組むという布陣であり増税こそ我が使命」と言わんばかりの決意が行間から滲み出ているようにすら思えます。

 

では、なぜ岡本氏にこれほどの離れ業が成し得たのか。

勝手な推論にしか過ぎませんが、岡本氏は兄と慕っていた故・香川俊介事務次官の人的リソース、すなわち人的ネットワークすらも”遺産”として引き継いでいたのではないでしょうか。

特に『正義とユーモア 財務官僚・香川俊介追悼文集』を読むにつけ、そんな気がしてなりません。

でなければ、ここまで陣容は成し得なかったのではないでしょうか。

 

ちなみに”消費増税”だけに固執しているかのように見えて、水面下では社会保険料のような”プログラム法案”の議論も加速させているように見受けれられるのは、本当に抜け目がないとしか言いようがありません。

  

(為参考)

財務総研HP

実験の手法による長期の財政問題の解決に向けた 手掛かりの考察

http://bit.ly/2uKsfX5

(以下抜粋)

加えてここでは、提供する情報を絞らない一方、政策決定の機会を限定する手法を示唆しておきたい。法律に長期にわたる政策を盛り込み、その執行の自動化を図ることである。その法律の案としての審議の際には十全な情報が提供される。 他方、法律が施行に移されれば、(法律改正の手続きを取らない限り)所定のプログラムに沿って自動的に政策を執行する仕組みである。実社会でこれに近いものを探すのなら、2004年改正で導入された公的年金におけるマクロ経済スライドを挙げることができるかもしれない。マクロ経済スライドでは、保険料率の(上 限付き)自動的引き上げ、人口動態に応じた給付水準の自動的調整が盛り込まれている。政策執行の自動化までには至らないが、政府機関の行為を縛る工夫として、いわゆるプログラム法が制定されることがある。社会保障分野では2013年に社会保障制度改革プログラム法が成立している。

 

岡本薫明氏こそ”官僚の仮面を被った究極の政治家”と言っても過言ではないのではないでしょうか。

 

恐るべし岡本薫明。