DV加害者の思考を読む 「変わるなんてちょろいゲームみたいなもんさ」 #三橋 #三橋貴明 #DV #暴行 #加害者
年明け早々、妻を殴ってケガをさせたとして、逮捕された、元経済評論家の三橋貴明ですが、その後、自身のカウンセリングの様子をブログで公開しています。
三橋氏のDVを報じる記事
経済評論家の三橋貴明氏がDVで逮捕され釈放 テレビ界からオファー控える動きも|ニフティニュース
カウンセリングの様子を書いた三橋氏のブログ
三橋貴明『その後 2』
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(抜粋)
土曜日に、夫婦カウンセリング(岡野あつこ先生)の二回目を受けて参りました。
今回は、妻のお母様も一緒でした。
夫婦生活を円満に送るためのコミュニケーションについて色々と勉強し、実践に励んでいます。
川端先生や岡野先生のカウンセリングを受けるようになって以降、夫婦喧嘩は起きていません。カウンセリングがここまで効果があるとは・・・。問題が深刻化する前に、早めに受けておけばよかったと、深く後悔しています。
(抜粋終わり)
どうやら、カウンセリングが順調にいっていることをアピールしたいらしく、「カウンセリングを受けるようになって以降、夫婦喧嘩は起きていません」と述べていますが・・・
そもそも、DV事件、暴行事件が発生した時点から考えても、まだ1ヵ月も経過してません。
ということは、カウンセリングを受け始めてから、1~2週間しか経過していないのでは?
1~2週間、夫婦喧嘩が起きていないことが良い出来事であるかのように思えるなんて、以前はどれほど頻繁に夫婦喧嘩があったというのでしょうか?(そもそも、今回の一件はDVであって、夫婦喧嘩ではありませんが)
また、どう考えてもカウンセリングを受けた回数も、まだ1、2回が関の山のはず。以前にも当ブログで紹介したランディ・バンクロフト著『DV・虐待加害者の実体を知る』(2008年、明石書店)には、加害者プログラムを受けることになったDV加害者の心理として次のようなことが書かれています。
「変わるなんてちょろいゲームみたいなもんさ」
DV加害者は、人を操る技で自分がさも変わったかのようにみせかけたりします。
これは第一章に出てきたカールのやり方と同じで、彼はDV加害者プログラムでは自分をみつめて変わったかのようにみせかけながら、ペギーへの言葉での虐待は以前にも増して残酷になり、急速に身体的暴力に戻ってしまいました。
離れている彼女ともう一度一緒になりたかったり、保護命令を受けて家から閉め出されたため、戻る許可を得ようとしたりして私のDV加害者プログラムに入ってきて、ほしいものを手に入れたとたん消えてしまう加害者男性たちを私は数知れずみてきました。
DV・虐待加害者の実体を知る ランディ バンクロフト
三橋貴明氏の改心が本物であることを願っていますが、さすがに1、2回のカウンセリングだけでは、人の性格は直らないのでは?
三橋氏のブログはカウンセリングに対して非常に前向きに、ポジティブに取り組んでいるかのような印象を与えますが、むしろ、本当の加害者プログラムは加害者本人にとって苦痛以外の何ものでもないそうです。(本人はDVしている方が楽だから)
三橋氏のブログからは、それが微塵も感じられないということは、やはり三橋氏もカールと同様、「変わるなんてちょろいゲームみたいなもんさ」と心の中でつぶやいているのでしょうか・・・。