財界2月13日号 政界レポートを読む 疑惑と不祥事まみれの麻生周辺と日銀人事のゆくえ #日銀総裁人事 #麻生太郎 #財務省 #三橋貴明 #不祥事 #疑惑
財界2月13日号 政界レポートを読む 疑惑と不祥事まみれの麻生周辺と日銀人事のゆくえ
財界2月13日号 政界レポート『デフレ脱却を最優先に据える安倍首相自民党総裁選にどう備えるか』に関する感想
■三度目の富ヶ谷会談
18年1月11日に東京・富ヶ谷の安倍総理の私邸で行われた麻生大臣との1時間半にわたる「サシ」での会談。
これまでも“解散の是非”など、重要な節目でこの会談は行われ、直近では8月9日、9月10日に催されました。
これに続く3度目の富ヶ谷会談。
果たしてどのような事案が取り上げられたのでしょうか。
■麻生関係者が絡んだスパコン疑惑
記事は、スーパーコンピューター開発をめぐる国の助成金詐欺事件に話題が及んだはずだと推測します。
この助成金約1億9千万を騙し取ったとして捜査を受けているスパコン開発会社ペジー・コンピューティングの顧問を務めていたのが、麻生と親しい元TBS記者の山口敬之氏です。
(記事では「安倍、麻生と親しい」と書かれていますが個人的には山口氏は“麻生の犬”だと思っています。例えば山口氏の著書『総理』。表紙は安倍総理ですが、あれを麻生氏に変えて、視点を少し変えれば、書いている内容はすべて麻生氏周辺で起きたエピソードばかりなのではないでしょうか。)
山口氏は永田町・首相官邸近くの平均家賃130万という超高級賃貸マンションに住んでおり、その家賃をペジー社が肩代わりしていたのだそう。
そして、このペジー社への助成金が決定された際、官僚側に“麻生関係者”がいたと記事は指摘します。
(抜粋)
16年8月2日に閣議決定された「未来への投資を実現するための経済政策」に沿って、補正予算が編成され、JST(科学技術振興機構)に割り当てられたのが120億円のうち半分を同社社長の斎藤元章が社長を務める会社に割り振られた。
しかも、このときの財務省の文科省担当主計官は麻生の元秘書官だった。
この問題では同じく麻生の元秘書官だった経産省幹部の名前も挙がっている。
(抜粋終わり)
■二人の麻生元秘書官
記事で指摘されている、スパコン助成金詐欺事件に関わったかもしれない、二人の麻生元秘書官。記事では実名は記されていませんが、別ソースの記事によると経産省の麻生元秘書官というのは柳瀬唯夫経済産業政策局長のようです。
もう一人の財務省側の麻生元秘書官というのは、16年8月の時点で文科省担当主計官を務めていた人間ということから、現財務省主計局法規課長の“タツオ”さんで間違いないのではないでしょうか。
タツオさんは平成24年の麻生財務大臣時代に「秘書官事務取扱」として麻生氏に仕えています。
ちなみにタツオさんが麻生財務大臣の秘書官を務めていた時の上司が、“麻生のトモダチ”、”センサー(※見ているだけという意味)“と呼ばれている現・財務官の浅川雅嗣氏です。
そういえば浅川氏も柳瀬政策局長と同様に麻生首相元秘書官でしたね。
将来の財務省を担う人材が就くと言われる重要ポストの一つ、主計局法規課長。
その法規課長がスパコン疑惑に絡んでいたとしたら、それこそ大問題のような気がします。
個人的にはタツオさんのことは好きなのですが・・・。非常に残念ですね。
■不祥事だらけの麻生周辺 DVで逮捕されたあの元・有名経済評論家も麻生シンパ
今回のスパコン疑惑に絡んだ官僚だけでなく、麻生支持者の中にも、最近、不祥事を起こし世間を騒がせた人物がいます。
妻を殴ってケガをさせたとして、逮捕された元・経済評論家の三橋貴明氏です。
三橋氏が麻生大臣を「平成の高橋是清」だと褒め称え、最も尊敬しているのは、よく知られています。
そんな三橋氏は10代の妻を平手打ちしたDV容疑で逮捕されたにも関わらず、
「19歳の若い女の子を誘拐同然で監禁して毎日ボコボコに暴力を振るって、洗脳する。こういうのがDVであって、妻を平手打ちしたぐらいのことはDVではない」
などという、まったく反省の色のない、呆れた暴言を吐いています。
上記のスパコン疑惑の山口敬之氏、斎藤元章氏しかり、三橋貴明氏しかり、どうして麻生大臣の周辺は怪しげな人物ばかりなのでしょうか。
経済評論家の三橋貴明容疑者を逮捕 10代の妻と口論、腕にかみつき暴行の疑い 警視庁 - 産経ニュース
⇒
【三橋貴明】 2010年4月12日 三橋貴明勉強会 【麻生太郎】
■日銀正副総裁人事のゆくえは
日本の行く末を占う決戦といえば日銀正副総裁人事
5年前のときは、麻生大臣が「日銀出身者を入れないと日銀マンの士気にかかわる」などという寝言を発言。
それに押される形で日銀プロパーである中曽氏の副総裁入りが決定しました。
今回も日銀正副総裁人事に関連した記事では必ずと言っていいほど「雨宮理事の副総裁入りが取りざたされている」と書かれています。
ですが、デフレを招いた赤い日銀貴族どもの代表格、福井~白川路線の後継者にして、「ミスター日銀」と書いて「悪党」と読む、雨宮氏を副総裁入りさせるなど、愚の骨頂と言えます。
記事や最近の動きからみれば、弱り目に祟り目の麻生大臣は、前回の総裁人事のような強硬姿勢を取りづらいのではないでしょうか。
であるならば、安倍総理の決断ひとつで雌雄は決するはず。
ある人は「雨宮の副総裁入りは日銀人事1敗ではなく4敗の重みがあり、それはすなわち、安倍総理の戦略的敗北を意味する」と言います。
同感です。
今まで安倍総理は日銀の金融政策を決める政策委員に多くのリフレ派を送り込んできましたが、その努力すら無に帰すでしょう。
今年は国政選挙はないとはいえ、来年は統一地方選挙、参議院選挙、そして何よりも大事な天皇陛下のご譲位も予定されています。
これらに万全を期すためにも、日銀総裁人事は一歩も引いてはならない勝負どころと言えます。
報道によれば注目の日銀正副総裁人事は、2月の中旬以降に国会提示される見通しだとのこと。
安倍総理には「雨宮を討て!」を掛け声に日銀貴族という名の悪党どもから日本を取りもどして頂きたいです。