政治

『学校では教えられない歴史講義 満洲事変』感想④ 協力内閣運動の虚妄 

■協力内閣運動の虚妄 協力という名の排斥 一般に「非常時に対応するには二大政党が協力するしかない」という主張のもと、政友会と民政党による大連立を目指したといわれる協力内閣運動ですが、これを推し進めた安達謙蔵らの意図は一体、どこにあったのでしょ…

『学校では教えられない歴史講義 満洲事変』感想③ ~押し寄せる独裁政治の波~

■押し寄せる独裁政治の波 ①や②で書いた通り、議会政治は「衆議院は醜戯院」と呼ばれるほど腐敗し、陸軍も難題は現場の関東軍に押し付けて責任を取らないグダグダ組織。それが昭和6年当時の日本の状態でした。 国家がなさなければならない仕事はますます複雑…

『学校では教えられない歴史講義 満洲事変』感想② 中央VS出先~満洲事変前夜としての張作霖爆殺事件~

■中央VS出先~満洲事変前夜としての張作霖爆殺事件~ 満洲事変期における政局の主役として、政党政治とともに「軍部」の存在も忘れてはなりません。 とはいえ、通説では「軍部の独走により満洲事変が起こった」「満洲事変は陸軍が一枚岩で行ったもの」という…

『学校では教えられない歴史講義 満洲事変』感想① 衆議院ならぬ醜戯院?!~正論が通らなくなる背景~

■「昭和6年9月18日~12月11日の専門家」による”本気の書” 『嘘だらけ~』シリーズの他、『大間違いの織田信長』『『誰も教えてくれない 真実の世界史講義』『日本一やさしい天皇の講座』『右も左も誤解だらけの立憲主義』『自民党の正体』『検証 検察庁の近…

ビジュアル増補版 書評『国際法で読み解く戦後史の真実 文明の近代、野蛮な現代』 決闘って何?ヨーロッパ法精神の原風景と三河武士団 #倉山満 #PHP研究所 #国際法 #世界史 #歴史 #決闘裁判

書評『国際法で読み解く戦後史の真実 文明の近代、野蛮な現代』 倉山満著 PHP研究所 決闘って何?ヨーロッパ法精神の原風景と三河武士団 ■概要 ■決闘って何?~国際法の原点、ヨーロッパ法精神の原風景を探る~ ■決闘の変遷 決闘の変遷①~神の裁き~ 決闘の…

書評『消された政治家・菅原道真』 あなたの知らない“政治家”菅原道真の治績 ~大蔵官僚、大蔵事務次官にして蔵相だった道真~

書評『消された政治家・菅原道真』平田耿二著 文春新書 あなたの知らない“政治家”菅原道真の治績 ~大蔵官僚、大蔵事務次官にして蔵相だった道真~ 「学問の神様」、菅原道真。 宇多天皇の厚い信任のもと右大臣として、栄達を極めながらも、藤原時平の政略に…

安倍内閣は勝ち切れるか? 日銀人事は日本国の天王山 by倉山満 週刊SPA! 2月6日号 #日銀総裁人事 #日銀ダービー #くたばれ日銀貴族 #チャンネルくらら #倉山満 #アベノミクス #金融緩和

安倍内閣は勝ち切れるか?日銀人事は日本国の天王山 (by倉山満 週刊SPA!2月6日号より) 檄!!!!!!!!!! いよいよ、5年に一度の天王山、日銀人事の季節がやってきた。 本欄でも何度も繰り返したが、なぜ何ら目立つ功績もない安倍晋三首相が高支持…

書評『真実の日米開戦 隠蔽された近衛文麿の戦争責任』 反面教師としての近衛文麿とバカでマヌケな戦前の政治からみる「知性の3段階」 #倉山満 #宝島社 #歴史 #日本史 #人文 #思想 #社会

書評 倉山満著『真実の日米開戦 隠蔽された近衛文麿の戦争責任』 反面教師としての近衛文麿とバカでマヌケな戦前の政治からみる「知性の3段階」 ■「日米開戦は経済のブロック化が主因」は本当か ■日米開戦の本当の理由は「バカでマヌケだったから」 ■ポジシ…

財界2月13日号 政界レポートを読む 疑惑と不祥事まみれの麻生周辺と日銀人事のゆくえ #日銀総裁人事 #麻生太郎 #財務省 #三橋貴明 #不祥事 #疑惑

財界2月13日号 政界レポートを読む 疑惑と不祥事まみれの麻生周辺と日銀人事のゆくえ 財界2月13日号 政界レポート『デフレ脱却を最優先に据える安倍首相自民党総裁選にどう備えるか』に関する感想 ■三度目の富ヶ谷会談 ■麻生関係者が絡んだスパコン疑…

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